口腔外科|阿佐ヶ谷つるが歯科

杉並区阿佐ヶ谷 パールセンター内の歯科医院 南阿佐ヶ谷駅より徒歩2分 阿佐ヶ谷駅より徒歩6分

sign.png


親知らず・抜歯

永久歯の一番奥に生えてくる歯のことで15~30歳頃に生えてきます。
また最近では親知らずが生えてこない人も徐々に増えてきています。
親知らずは多くの場合、斜めや横向きに生えてくるため隣の歯や歯茎に悪い影響を与えることがあり、その場合は抜歯が必要になります。

しかし、まっすぐに生えていて、正常な歯としてしっかりと機能している場合は抜く必要はありません。


親知らずの問題点及び症状

・痛みや腫れを感じる
親知らずが歯茎から半分だけ出ている状態で前の歯にひっかかり、正常に生えてこないなどの場合、歯と歯茎の間に食べカスが溜まりやすく炎症を引き起こしてしまいます。

・虫歯になりやすい
一番奥の狭い位置にある歯のため、歯ブラシをしっかりとあてることが難しく虫歯になりやすくなります。
また、親知らずが隣の歯に当たっている場合、隣の歯も磨きにくくなるため両方の歯が虫歯になりやすくなります。

・咬み合わせのズレ
親知らずが生えてくる場所がないと、隣の歯を圧迫し、全体の歯並びが悪くなることがあります。

親知らずの原因

現代では食べ物が硬いものから柔らかい物に変化した影響で、噛む力を使う機会が減り、顎が小さい傾向にあります。
そのため一番奥の歯が生える場所が減り、斜めや横向きなど無理な方向に生えてきてしまいます。


親知らずの治療について

まずは抗生剤や消炎剤などを使い炎症を抑えます。
その効果で炎症が治まり安定すれば、しばらくそのまま経過を見ることも可能です。
ただ、ほとんどの場合、炎症が再発します。
親知らずが比較的まっすぐに生えている場合は、部分麻酔後に抜歯します。 
しかし、横向きや深い所に生えて抜歯が難しい場合、一般的には大学病院の口腔外科をご紹介することになりますが、ほとんどの場合そのまま当医院で治療が可能です。
その場合も部分麻酔で行いますが、歯肉の一部切除・縫合が必要になる場合があります。


抜歯後の注意点

・部分麻酔下で抜歯後、止血のためガーゼを20~30分噛んで頂きます。
・その後、食事は反対側でなるべく刺激の少ないものであればとって頂いて構いません。
 ただし、口をゆすぐのは次の日までなるべく控えて下さい。
 水を含んで捨てる程度は構いませんが、ブクブクと強くゆすいでしまうとかさぶたが流れてしまい、再び出血してしまいます。
・当日は飲酒、運動、お風呂は控えて頂き、シャワーを浴びる程度は構いません。
・1~2日は唾液に血液が混ざることはありますが心配ありません。
 ただし口から血液が溢れて来るなど出血量の多い場合はご連絡ください。
・抜歯した穴に食べ物が詰まりやすいですが、無理に取ろうとはせず軽くゆすぐ程度にして下さい。
 穴の底の方から歯肉が盛り上がり、やがて自然に排出されます。
 気になる場合はご連絡ください。
・抗生剤、痛み止めをお出ししますが、痛みが止まっても感染を防ぐため抗生剤は飲みきって下さい。
 痛み止めは痛みが止まれば中止して頂いて問題ありません。
・抜歯の次の日に消毒のためご来院をお願い致しますが、ご都合により難しい場合はうがい薬などで対応致しますので、担当医にお申し出ください。